ごあいさつ

昨年は「地方創生元年」といわれました。
現在我が国は、急速な少子高齢化と人口減少社会の到来という、これまで経験したことのない課題に直面しています。
「消滅可能性都市」という表現もありましたが、このように地域社会の存続をも困難にする大きな課題を克服していくためには、人口減少に歯止めをかけ、将来にわたって地域の活力を維持していくことが必要不可欠です。
昨年2月に宇都宮の県庁を訪れた石破地方創生担当大臣は、この地方創生について、「これまでの地域振興策とは危機感が違う」と述べ、地方創生の失敗で、日本全体が衰退してしまうという危惧を示し、補助金頼み、国頼みの世の中を変えていく必要性を強調していました。
このような状況のもとで、「地方創生元年」だった昨年、全国の地方自治体は、まち・ひと・しごと創生に向けた総合戦略を策定してきました。栃木県におきましても、昨年10月に本県版の総合戦略、「とちぎ創生15(いちご)戦略」を策定しました。
この戦略では、「とちぎに安定したしごとをつくる」「とちぎへの新しいひとの流れをつくる」「とちぎで結婚、妊娠・出産、子育ての希望をかなえる」「時代に合った地域をつくり、とちぎの安心な暮らしを守る」の4つの基本目標を設定し、目標達成に向けた15の戦略を展開していくこととしております。
しかし、このような計画を着実に推進するためには、矢板市民の皆様を始めとする県民の皆様のご理解とご協力が必要です。また民間事業者の経験やノウハウを、もっともっと注入していただくことも欠かせません。
今年の干支は、「申(さる)」です。本県にとって「さる」といえば、日光東照宮の「三猿」や日光猿軍団が有名ですが、干支の「申」は、申すの「申」、申告の「申」という字を用います。福田富一知事によれば、この字には「果実が成熟していく」という意味があるということです。そこで本年は、皆様とともに「栃木創生・矢板創生」の果実を成熟させていければ幸いです。

平成28年1月1日

栃木県議会議員 さいとう淳一郎