ごあいさつ

 平成28年4月10日に実施された矢板市長選挙におきまして、多くの市民の皆様のご支援をいただき、矢板市長に当選することができました。また65.92%という投票率は前回選挙を上回り、近隣の首長選と比較しても高い数字となりました。このことは市民の皆様の期待の表れであると責任の重さを痛感しています。
 私は昭和47年生まれの43歳です(市長就任時(平成28年4月17日現在))。矢板生まれの矢板育ちですが、私の同級生の多くは、就職や結婚といった人生の節目をきっかけにしてふるさとを離れ、矢板市外に家を建てて子育てをしています。このことが、矢板市の人口が長年伸び悩み、そして近年、本格的な人口減少局面に入ってきた大きな理由だと考えています。
 そこで私は、今回の選挙を通じて、「子どもや孫が帰ってくるまちづくり」の実現をお訴えしてきました。
 「子どもや孫が帰ってくるまちづくり」は、お子さんやお孫さん、子育て世代のためだけの取組ではありません。私はむしろ、最大の高齢者福祉になると考えています。矢板で生まれ育った子どもたちが子育て世代になって矢板のまちに戻ってくる、そしておじいさん・おばあさん世代と触れ合えるような地域社会を築いていくことが、あらゆる高齢者福祉政策の基礎になると思うからです。
 そしてその実現のためには、「矢板市内で安定した仕事をつくる」「矢板市内への新しい人の流れをつくる」「矢板市内で結婚、出産、子育ての希望をかなえる」といった取組を積み重ねていくことが必要だと考えています。
 私は、この「子どもや孫が帰ってくるまちづくり」によって、矢板市の人口増加に最後の挑戦をし、親の世代から受け継いだふるさと矢板を、より賑やかにして、明るいまちにして、次の世代にバトンタッチしていきたいと願っています。
 国の「地方創生」では、地方の自主性を基本とする、最大限尊重するということが強調されています。ですからこれからの矢板市役所にはこれまで以上に、「自分たちの頭で考えて、自分たちで行動する」という行動原理が求められます。そして市民の皆様には、そのお知恵をお借りしながら、時には進んで汗を流していただく機会も増えてくるかと思います。更に市内の民間企業、団体の皆様には、その民間活力をもっともっと矢板のまちづくりに注入していただき、「小さな市役所でも大きなサービス」実現にお力を貸していただきたいと思います。
 43歳という年齢での市長就任は、県内25の現職市町村長の中では最年少で、また矢板市の市制施行以来、最も若いということです。「人生80年時代」といわれる中で、まだまだ若輩者ですが、矢板市民の皆様のご指導、ご鞭撻いただきながら、市民の皆様と同じ目線で、ふるさと矢板の未来を切り拓いてまいりますので、一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成28年4月17日

矢板市長 齋藤 淳一郎